ニュージーランド視察について

先週SAJ(一般社団法人ソフトウェア協会)の海外視察ツアーで、ニュージーランドに行ってきました。
今回の参加は、大きな意味では、人口500万人のニュージーランドという小国がどうやってIT政策を推進して、活性化を考えているのか?また小国ならではのAIの活用をどう考えているのか?あとは、SAJの参加メンバーと海外視察をすることで様々な刺激を受けたいということがありました。

また、弊社は、マイクロソフトのパートナーということもあり、マイクロソフトニュージーランドオフィスに訪問してお話をうかがう事ができ、このような活動を行っている事や、そこで起こった事をどのように感じてメリットがあるのか、を皆さまに少しでもお伝え出来たらと思い、ブログに記載しようと思います。

Microsoft – AI, Cloud, Productivity, Computing, Gaming & Apps

【訪問先会社概要】

  • 米マイクロソフトのニュージーランドオフィス
  • パブリックセクター(政府や公共向けサービス提供部門)のメンバーとの面談
  • 売上構成
    50%:一般企業 (NZ企業のうち小企業企業が、9割を占める。)
    25%:パブリックセクター (公共事業関連)
    25%:大手会社(NZエアライン・銀行・金融関連)

【面談にて出た話題・内容】

  • ここ2~3年、GDPが下がってきており、危機感を感じている。
  • NZは、500万人口の小国島国のため、競争力を高める必要がある。
    ⇒生産性をあげる必要があり、AIの活用を大きな方針としている。
    現在の組閣のIT女性大臣がAI活用を国として積極的に推進している。
    最初のデジタル大臣就任⇒デジタルガバメント政府AI政策
  • MS NZでのデータセンターを12月に稼働予定
    ⇒自国のデータ保管については、政府としても積極的な姿勢。
    再生エネルギー(水・電気・風力?等々)へのフォーカス
    ⇒エネルギー政策に関しては、日本でも同じことが言える。
  • ダイバーシティ・スキルアップ
    ⇒マオリの女性1万人に対し、無料でITスキルアップトレーニング実施。

【所感】

島国・自国のマーケットが小さいからこそ、常に世界で通用するサービスや製品を生み出そうとする意欲があり、この意欲こそNZの強さだと感じた。
同じ島国の日本と比較し、エネルギー政策もデータ保管における自国内管理という面でも、少し危機感を抱き、考えていかなければならないことを痛感した。

【全体感想】

あとは、様々なSAJのメンバーと話すことができ いろいろな意味で刺激を受けました。
昨年上場された社長様からは、今後どうするのか?と何気に聞かれたり。。
サイボウズの社長様がどんなことを考え、どのように日常を過ごしているのかを間近に見ることができたり。。
10年度100億を超える社長様とその参謀の方と直接話をする機会を頂き、なぜ10年でそこまで伸びたのか、その理由を少し想像ができたりしました。
自分でも今後のアクティビティが明確になり、非常に有意義な視察ツアーでした。また機会があれば参加したいと思っています。