anbxはこう考える

最近の ブログでIP電話について書いていると少しネタが少なくなってきたので、今回少し趣向とテーマを変えて書いてみました。

黒電話ってみなさま ご存じですか。
弊社の黒電話兄弟の写真を掲載しました。そして横にあるのが最新のデザイン電話です。

 

昔ながらのじこじこ(じりじり)電話です。
なんともまあ 懐かしい おじいちゃん おばあちゃんにある 田舎の実家にある等々

弊社の会議室にお越しの方に様々なコメントを頂き実はこれが結構楽しかったりします。

実はこの電話機は、1976年製です。今からなんと30年前の電話機です。

でも今でも使えます。

電話ってこの継承をしなければいけない、かつ使えてしまうところがすごいなって思います。

最先端のIP電話を利用しながら、PCでのソフトホンも利用しながらなぜか会議室の傍らに
黒電話みたいなギャップがあります。。今でもNTTでは、黒電話を180/月額 で貸し出ししてくれます。(実際このサービスをやっていることも最近知りました。)弊社の黒電話兄弟の弟は、NTTからの借り物です。

この黒電話兄弟ですが、今でもじこじこ ぐるぐる 回すと電話が掛かります。内線で鳴らすと、じりりん じりりんって やかましく電話だ 電話だって鳴ります。もちろん受話器を上げると通話が可能です。なんかすごいなあってちょっと感動します。

今時30年前の製品って使える物ありますか?
PCなんてもちろん駄目
テレビも30年前は厳しいですよね
ラジオはいけるかも でもFMは駄目とかきっとありますよね
30年前のとても古ぼけた電話機が使えなければいけない。これが電話としての宿命な気が
しています。

ここでちょっとしたクイズです。

今時のアナログ電話(写真)と黒電話 どちらの方が音が良いと皆様思いますか?

  1. 今時の電話機
  2. 黒電話

(もちろん主観の問題もありますが)実は

2.の黒電話の方が音が良いです。とても不思議かもしれませんが。
どうしてかというと、

アナログ電話の場合、仕組みが単純なため、マイクとスピーカが昔の方が大きく、その分音が良くなるのです。(実際はそれほど簡単な説明ですませてはいけないかもしれませんが)

少し話が変わりますが、今でも魚屋さんとかで利用されている黒電話。なぜかご存じですか?それは構造が簡単な分、水に強いからです。

魚屋さんのぬれた手で、何度も今時の電話機で話すとおそらく簡単に壊れます。今の電話機は、メカでは無くIC部品の固まりだから水にはとても弱いです。電気が無いと動かないし (漏電の危険もあるし)

30年前の電話機が今でも現役で使える電話の世界。でも最新のIP電話を活用して、その利用方法や利便性をPRしていきたいと考えています。

弊社が敢えて、不便な昔の電話機も大事にしているのは

今の電話環境を大事にしつつ、そこから変わる組織や社会環境に対しての、有効な活用方法や運用方法をどうすれば良いのかというこれからをご提案していかなければいけないと思うからです。

無骨ななんとも味のある黒電話のベルや姿形を見ていると、そこに暮らしてきた人々のつながりが見える気がします。

そんな話し手の思いも実現出来るような、ご提案をしていきたいなって最近思います。