気になるニュース

国内最大のIPセントレックス始動,PHS採用で“一石三鳥”を狙う — 松下電器産業

Yaji 記事詳細はこちら

anbxはこう考える

これはすごいなって 正直な第一の感想です。

まずとてもすごいなと思った点は、以下の2点にあります。

  1. PBX設備を持たない。「技術の陳腐化を避けるためには、資産をもたないことがベスト」と結論付けられている点
  2. 網内にPHSサーバを埋め込んでしまい、ホスティングとして利用料金をユーザが払う仕組みになっている点

1.について
PBX資産は、どの会社様も資産としてお持ちですが、これを一気に無くしてしまい、IPCenterexサービスでマージされたことはとても画期的なことです。

今まで全国にある0ABJ番号は、ゲートウェイを通じて、着信するかたちになっています。つまり今までの事業所に引かれている線を(おそらく)無くしてしまっています。

今までのCenterexサービスの導入におけるネックは、やはり既存の回線でした。既存の電話番号を変更することがとても難しいため、物理的な回線を撤去することはなかなか難しく、またその番号を迂回着信することも通信料金の観点から難しいというお客様が多かったと記憶しています。

それをある意味で、ばさっと迂回着信して、個々の内線PHSに 050番号を割り当てて、ダイヤルインとして着信させてしまうというのは、すごいと実感しています。そこまで電話の運用管理を割り切られたという点で驚きを隠せません

2.について
これは資産管理及びPBXの運用管理からユーザが開放されるという点で画期的です。例えば今までだと、会社の組織変更や人数の増加・減少によって、そのたびに電話機の増設・設定変更をしないといけないのが、PBXにおける運用ルールでした。

それが、ホスティングとして利用料金を支払う形ですので、使うユーザ様側からすると、何人が増えるので、端末を増やせば良くまたその内線Gr等の管理及び設定変更はキャリアサービスとして実施されるので、個々の事業所で個別に依頼をする必要が無くなります。

そして最も驚いたことは、松下電器様は、PBXメーカで現在もPBXを製造されているメーカ様だということです。

PBXメーカが自社で、自社のPBXを使わずに、IPCentrexサービスを採用されたこと。これは、とても驚きですし 一つの時代の新しい流れを感じます。

IP電話が出て来て、既存のPBX管理運用という概念が新しい物に切り替わる(塗り替えらる)そんな流れを強く意識した記事でした

その新しい流れ等々もきちんと把握しながら、これからもお客様にとっての最適なソリューション提供を心がけて行きたいと気を引き締める思いです