学生時代に何をやるべきか?
「何でもいいから本気でやること」 これが一番大事だと僕は思います。
学生時代を思い返すと、時間はあるが、お金がない。そのため多くの人はバイトをするし、勉強が忙しい人もいる。だからこそ限られた時間の中で、自分が興味を持てることに本気で取り組むことが、将来につながる経験 になると考えています。
僕自身、大学時代に リクルートのコピーライター養成講座 に応募し、20名の枠に選ばれました。そこで毎回課題に向き合い、本気でコピーを考える経験 をしました。さらに、アルバイトとして 学生向け雑誌「キッカケ」の編集 に携わり、チラシのコピー作成を任されました。デザイナーやライターと何度も議論しながら作り上げたことは、今でも強く記憶に残っています。
この経験から学んだのは、「一生懸命にやるからこそ、それが価値になる」 ということ。
そして、この経験は就職活動にも大きく影響しました。
一生懸命に打ち込むことのできる仕事こそ、自分に価値があると考えられるようになりました。
本当はコピーライターになりたかったのですが、広告の世界には明確な「尺度」がないと感じ、数字で評価される営業の世界 を選び、数字を出すことを目標に一生懸命に打ち込みました。結果としてキーエンスに入り、その後のキャリアにつながっています。
だからこそ、学生時代には 「とにかく本気でやれることを見つける」 ことが大切です。それが何であれ、本気でやれば、自分の糧になります。
思い出ではなく、「本気で取り組んだからこそ得られた経験」を積み重ねることが、何より価値のあることなのではないでしょうか。