今回からPBXの概要ということで 何回かに分けて記載をしていきたいと思っています。

当社ブログのファンよりご要望をいただいたことがきっかけです。

◆ PBXの概要

PBXの構成
本当にざっくりというとPBXを構成すると以下の通りとなります。
① 局線
② 内線
③ 端末
④ PBXの中身(設定情報=設定できること)
※各メーカにおけるPBXによって、機能面は異なるため、一般的な機能として紹介します。

詳細を語ると、本当にきりがなくなってしまうためです。

大きく上記の4つのカテゴリで順番に記載をしていきたいと思っています。

① 局線仕様
PBXにつながる局線は以下の方法で分類できます

■ 局線タイプ アナログ
アナログの場合は、局線としては、アナログ回線のみになります。
この回線を収容するためのPBX基板は、アナログ局線基板です。

各キャリアによる回線名称
NTT  アナログ回線
おとくらいん おとくらいんアナログ回線
KDDI  めたるプラスアナログ回線

■ 局線タイプ ISDN

ISDN回線には2種類あります。
① (2B+D)  回線帯域 128kbps
NTT  INS64
ソフトバンク おとくらいんBRI
KDDI  めたるプラスBRI

※BRIという言い方をします。

②(23B+D)  回線帯域 1.5Mbps
NTT  INS1500
ソフトバンク おとくらいんPRI
KDDI  ひかりダイレクトPRI GW

※PRIという言い方をします。

■ 局線タイプ VoIP

VoIPにて外線を収容する方式です。

Router等から直接VoIP基板に直接収容する方法とVoIP GW等に接続してから、アナログやBRIやPRI等で接続する方法があります。

このようにまずはアナログかISDNかVoIPか?
収容する回線種類を確定することが必要になります。

それぞれの回線種別により収容する基板が変わってきます。

ポイント
それぞれの収容回線基板により、PBXにおける収容する基板が異なってきます。

局線の仕様を決めることで、いわゆる外線における収容構成が決まってきます。

局線構成を決めるポイント

① 利用用途  (事務用?コールセンター?)

② 事務所の在籍人数

③ 0120番号の利用有無とうとう

になります。