anbx株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:髙橋一功、以下 anbx)は、生成AIを活用した企業向けAIエージェントサービスの事業化に向けた検討を開始しました。
anbxはこれまで、CRM(顧客管理)およびコンタクトセンター分野において、Microsoft Dynamics 365 と PBX・CTI 連携に精通したエンジニアによるシステム構築・運用支援を行ってきました。特に、自社開発のCTIソフトウェア「CT-Clip」をはじめとする連携ソリューションを通じて、コンタクトセンターにおける顧客対応業務の高度化に取り組んできました。

事業検討の背景

近年、企業内では次のような課題が顕在化しています。

  • 上司と部下のコミュニケーションギャップ
  • 組織内の暗黙知や見えない努力が共有されにくいこと
  • 働き方の多様化・リモートワーク等による心理的距離の拡大

こうした課題は、従業員満足度やエンゲージメント、離職リスクに直結するテーマです。CRM と同様に「関係性を継続的にマネジメントする」ERM(Employee Relationship Management)の発想が、重要になりつつあります。
anbxでは、中小企業ならではの意思決定スピードと「まず自社で試してみる」カルチャーを活かし、自社の組織運営での検証結果を踏まえたAIエージェントサービスの形を模索しています。

構想中のAIエージェントサービス「灯人(ともしびと)」について

anbxでは、社員同士のコミュニケーションを支援するAIエージェント型サービス「灯人(ともしびと)」の構想を進めています。サービス名には、社員一人ひとりの声に寄り添い、組織の中で孤立しがちな存在に「灯り」を届けるという想いを込めました。
本サービスでは、CRM・コンタクトセンター領域で培ってきた知見と、自社開発CTIソフトウェア「CT-Clip」によるエージェント運用ノウハウ、さらに Microsoft アーキテクチャに習熟したエンジニアの技術力を組み合わせています。
CRM構築・運用で蓄積してきた顧客接点データ活用の知見を応用し、ERMの視点から従業員の声や体験を可視化することで、組織内コミュニケーションの質を高めることを目指します。また、まずは自社内でAIエージェントを実際に運用・改善し、その知見をサービスにフィードバックするアプローチで開発を進めていきます。

本サービスが目指す主な役割は次のとおりです。

  • 社員からの相談や質問を受け止める「第1の窓口」としてのAIエージェント
  • 上司・同僚への橋渡し役として、相談内容や背景情報を整理し、適切なコミュニケーションをサポート
  • 日々のやりとりやナレッジを活用し、組織内の心理的安全性や相互理解を高める仕組みの提供

これにより、属人的になりがちな「声かけ」「相談」「フォロー」を、AI を活用して組織全体で支え合える状態を目指します。

anbxの強みと今後の展望

本取り組みにおいて、anbxは次のような強みを活かしていきます。

  • Microsoft Dynamics 365 を中心とした Microsoft クラウドアーキテクチャに精通したエンジニアによる設計・開発体制
  • 自社開発CTIソフトウェア「CT-Clip」をはじめとする、音声基盤・エージェント連携のノウハウ
  • CRM プロジェクトで培ったデータ設計・分析の知見を応用した、ERM/従業員エクスペリエンス向上の取り組み
  • 中小企業ならではのスピード感を活かした、「自社で試し、改善したうえで提供する」アジャイルなサービス開発プロセス

これらを組み合わせることで、これまで「顧客とのコミュニケーション」を支えてきた技術とノウハウを「社内のコミュニケーション」にも展開し、AIエージェントを活用した新しい組織づくりを支援していきます。
anbxは今後も、Microsoft テクノロジーと自社プロダクト、そして現場での実践から得られた知見を基盤に、企業規模や業種を問わず導入しやすい生成AIソリューションの開発に取り組んでまいります。