要望と機能を繋げ、自信の成長にも「つなげる」仕事

 2023年に新卒で入社しました。そもそも入社した理由は、新しいことに挑戦し続けた上で地盤がしっかりしているところに魅力を感じました。教育体制がしっかりしている点も、文系の私には安心材料でしたね。  入社から約2年間は、マイクロソフトのPower Platform(コード無しで業務アプリや自動化を構築できるソフトウェア)を使い、顧客管理システムの開発支援を行いました。基本的にはリモートで発注元企業や利用部門の担当者と並走します。よくいただく要望は「情報を見やすくしたい」「できる作業は自動化したい」という点です。たとえば不動産の例では、物件ごとの価格・契約・担当・修繕履歴などをつなぎ、「この物件を誰がどう管理し、過去に何が起きたか」を把握しやすくする設計を担当しました。紙や古い自前サーバーの仕組みを、クラウドに置き換えるご相談も増えています。当時、自分が作った機能に「それ欲しかった」とお客様から”ど真ん中”の反応をもらえた瞬間が、いちばん嬉しかったと記憶しています。  2025年の春ごろからは、生成AIに関する業務を始めました。並行して、採用・広報に関わることもあります。

生成AI×データベースでアンビエックスが重んじる「つなげる」を実現

 現在のAIの仕事の魅力は、人の理解と機械の探索をつないで、今日の「困った」を明日の「できた」に繋げられるところです。情報があふれるいま、一覧で大量のデータを見ても分かりにくい場面があります。そこで、これまで業務で学んだデータベースの知識と、最近取り組み始めた生成AIを「つなげる」ことで価値を出したいと考えています。 具体的には、通話や会議の文字起こしされたデータを「どういった課題をどのように解決したか」という事がわかるように生成AIに内容を整理させたり、CRM(顧客関係管理業務)に蓄積された問い合わせ対応の履歴をAIに読み込ませる事で、Q&Aとして取り出せるようにする構想です。お客様向けの文脈でも、電話と顧客情報をつなぎ、着信時に過去のやり取りが分かる自社製品CT-Clipのように、「あれば助かる」領域で役に立つ実装を目指しています。個人的には企業理念の「つなげる」は、既存の強み(データ整備・業務知見)と新しい領域(生成AI)を結び、判断しやすい形に変えることだと捉え、開発を進めています。  生成AIの仕事は新しい領域だからこその模索する魅力もあります。例えば生成AIが「できる・できない事」の判断が難しい場面もあるため、小さく試しながら前に進めています。最近は社内外の方と話す中で知見を深めつつ、「必要なときに必要な知識へ素早くたどり着ける」そんな働き方ができるようにAIアプリの開発を進めています。

アンビエックスの協創を生む文化「ちょっといいですか?」

 社内には「ちょっといいですか?」と気軽に声を掛け合う文化があります。質問・報告・依頼をこの一言から始められるため、社内は新人でも相談しやすい雰囲気です。難しい課題に当たったときは、愚痴より先に「どうやる?」という前向きな議論が起きやすく、その姿勢に影響を受けて仕事を楽しめるようになってきました。  また会社の成長支援として、年次の近い先輩との月次面談があり、目標や振り返りを行います。個人で目標を立て、半期で目標に向けての成長度を評価してもらいます。年齢が近い相手なので身近な仕事の悩みも相談しやすく、キャリア形成の上でいい点だと思います。他にも、「18時に帰る」が会社の方針として根付いており、残業が増えそうなときは仕事の割り振りの見直しが行われます。上司が残っていても帰りづらさはなく、新人が遅くまで残っていれば声が掛かります。総じて働きやすい環境だと思います。  いずれにしても当社は、「ちょっといいですか?」と聞きやすいことで、学びやすい環境だと思います。新しいことに飛び込むのが好きで、着実に成長したいという思いがあれば大丈夫です。私自身、ロジカルに課題を解決する力が身についたと思います。